この記事では、クレアールとアガルートの司法書士講座を比較した結果(2024年)についてお伝えしています。
これから司法書士試験の勉強を始める人に向けて、クレアールとアガルートどちらの司法書士講座が良いのか7項目で比較しました。
結論としては、サポートや特典面を重視したい人はクレアールを、合格率や分割払いを重視したい人はアガルートを選んでおけば間違いありません。
どちらの司法書士講座を選ぼうか悩んでいる人は、この記事の続きをチェックしてみてくださいね。
【結論】特典面を重視するならクレアール!合格率を重視するならアガルートを選びましょう!
クレアールが優れている点 | アガルートが優れている点 |
---|---|
|
|
この記事では比較7項目のそれぞれで、クレアールとアガルートの司法書士講座どちらがおすすめか表にしました。
初学者が受講前に迷う項目を選びましたが、結果は表のとおりクレアールの方がおすすめできる点が多かったです。
アガルートも合格率や分割払いの点で優れていますが、カリキュラムや特典面、サポート体制などの点ではクレアールが優れていると感じました。
各項目を比較した詳しい結果は次のパートでお伝えしますが、上の表を見れば「どちらの司法書士講座が自分に合っているか?」を判断できる人も多いと思います。
クレアールとアガルートそれぞれの司法書士講座の詳しい内容は、以下のリンクから確認できます。
クレアールとアガルートの司法書士講座を7項目で徹底比較しました
比較項目 | おすすめする予備校 |
---|---|
受講料 | クレアール |
合格率 | アガルート |
講義時間 | クレアール |
カリキュラム | クレアール |
分割払い | アガルート |
サポート | クレアール |
合格特典など | クレアール |
クレアールとアガルートの初心者向け司法書士講座を上記7項目で比較しました。
比較した項目とおすすめする予備校を表にまとめています。
重視したい項目を複数確認して、クレアールとアガルートのどちらかを選んでいきましょう。
両者の違いを項目ごとにそれぞれお伝えしていきますね。
比較①:価格ならアガルートよりクレアール!
予備校 | 受講料(税込) |
クレアール | 247,000円 ※11月特別価格 |
アガルート | 239,800~294,800円 |
※クレアールは「2026年合格目標 合格ルート1.5年 スタンダード秋コース」の受講料を、アガルートは「2026年合格目標 司法書士試験 入門総合カリキュラム(ライト・フル)」の受講料を記載しています。
受講料を重視するなら、アガルートよりもクレアールの方が良いと思います。
アガルートは他資格試験合格者(宅建士や行政書士、社労士など)であれば、クーポン申請をすることで10~20%オフの価格で司法書士講座を受講できます。
一方、クレアールも「ヤル気応援クーポン」が用意されており、司法書士試験合格に向けて150字程度の意気込みを提出することで10,000円分のクーポンコードをもらえます(※提出したコメントはHPで公開されないとのこと)。
ヤル気応援クーポンはコメントを提出した全員にプレゼントされるので、
「他資格試験受験者割引が適用されるような資格を持っていない…」
という人は、クレアールでクーポンをもらって受講料をお得にしましょう。
比較②:合格率ならクレアールよりアガルート!
予備校 | 合格率(2023年度) |
クレアール | ・非公開 ・合格体験記24件(2023年度分) |
アガルート | ・司法書士試験合格率 15.4% →全国平均の2.96倍。 |
合格率を重視するなら、クレアールよりアガルートを選びましょう。
アガルートは、2023年度司法書士試験の合格率が15.4%となっており、全国平均5.2%の約3倍の合格率です。
他の大手予備校と比べて開講してからそんなに年数が経ってないアガルートですが、「合格率」という点ではかなり良い方だと思います。
一方クレアールは、公式サイトに24件の合格体験記があるものの合格率は非公開となっていました。
「アガルートは何人が受験して、そのうちの何人が合格したのか具体的に分からない」「クレアールは合格体験記があるものの、合格率が分からない」という点が個人的に少し気になります。
単純な比較はできませんが、「合格率」を重視して予備校を決めるならアガルートの方が良いでしょう。
比較③:講義時間ならアガルートよりクレアール!
予備校 | 講義時間 |
クレアール | ・講義時間 約400時間 →公開模試まで含めた時間。 ・1回の講義時間 約30~60分。 ・本講義のほかに1回約5分の復習講義。 |
アガルート | ・講義時間 約486~579時間 →記述や模擬試験なども含めた時間。 ・1回の講義時間 約20分。 |
※クレアールは「2026年合格目標 合格ルート1.5年 スタンダード秋コース」の講義時間を、アガルートは「2026年合格目標 司法書士試験 入門総合カリキュラム(ライト・フル)」の講義時間を記載しています。
講義時間を重視するなら、アガルートよりクレアールを選びましょう。
表に記載している通り、アガルートは1回の講義時間が約20分となっており、仕事や家事の両立でなかなか学習時間が取れない人にとっては学習を進めやすい司法書士講座です。
一方、クレアールは、1回の講義時間が約30~60分と少々長めですが、トータルの講義時間はアガルートと比較し86~179時間短いです。
クレアールは、良く出題される分野に絞った教材なので、合格に必要な力を効率的に身に着けていくことができます。
「司法書士試験は学習範囲が広いから、合格するのに必要な力を効率的に身に着けたい」
とお考えなら、クレアールを選んだほうが良いでしょう。
比較④:カリキュラムならアガルートよりクレアール!
予備校 | カリキュラム |
クレアール | ・標準学習期間14ヵ月で、合格に必要となる論点を一通り学び終える。 ・その後は、中上級講座や直前講座を通して合格をつかむための力を付ける。 ・講義開始 →2024年9~11月頃から。 |
アガルート | ・2024年5月から始めて、18か月で合格に必要なすべての知識を習得する基礎講座。 ・2025年5月から記述講義も開始、答練や模試などを通し2026年度の合格を目指す。 ・講義配信日 →2024/3/27~ |
※クレアールは「2026年合格目標 合格ルート1.5年 スタンダード秋コース」、アガルートは「2026年合格目標 司法書士試験 入門総合カリキュラム(フル)」のカリキュラムより。
カリキュラムを重視するなら、アガルートよりクレアールを選びましょう。
表を見ると分かりますが、アガルートは2026年の司法書士試験に合わせてカリキュラムが組まれています。
一方、クレアールでは1日の学習時間を多く取ることができれば、2025年度の司法書士試験に合わせて勉強を進めることも可能です。
「短期間で一気に集中して、1年でも早く司法書士試験に合格したい!」
とお考えなら、クレアールの方が適していると思います。
比較⑤:分割払いで負担なく始めるならクレアールよりアガルート!
予備校 | 利用するローン |
クレアール | ・学費ローン →最大60回の分割払いが可能。 |
アガルート | ・教育クレジットローン →最大12回払いまでの分割手数料が無料。 |
学費ローンや教育ローンを利用し、月々の経済的負担を少なく勉強を始めたいならアガルートを選びましょう。
クレアールでは学費ローンを利用することで、最大60回の分割払いが可能です。
一方、アガルートでは教育クレジットローンを利用することで、最大12回払いまでなら分割手数料が無料です。
月々の経済的な負担を軽くしたくて分割ローンにしたのに、分割手数料も意外とバカになりませんよね…
アガルート公式サイトを見てみると、「2026年合格目標 入門総合カリキュラム〈フル〉」の場合、分割手数料28,140円→0円になるようです。
なので、
「受講料をいますぐ一括で支払うのは難しいから、分割で支払いたい」
「分割手数料はない方が良い」
とお考えなら、アガルートを選びましょう。
比較⑥:サポートならアガルートよりクレアール!
予備校 | サポート |
クレアール | ・質問制度 →講義中の疑問点だけでなく、学習の悩みや受講ペースなども相談可。 (※回答は原則1週間、回数無制限。質問は主にメールやFAX。) ・採点、添削サービス →受講期間内に提出した答案は、すべて採点して返却。記述式答練は添削も。 ・学習ナビ ・問題演習ツール「CROSS STUDY」 |
アガルート | ・学習サポーター →勉強の方向性や学習スケジュールについて、講師または司法書士試験合格者が15分の電話で悩みを解消!(※毎月1回、先着順) ・オンライン質問サービスKIKERUKUN (※回答は原則5営業日以内、質問はフル50回・ライト20回まで) ・短答セルフチェックWebテスト ・オンライン演習サービスTOKERUKUN ・月1回のホームルーム ・定期カウンセリング(有料) |
サポートを重視するなら、どちらかと言えばクレアールの方が良いでしょう。
表に記載している通り、クレアールは「質問回数が無制限」「提出した答案を採点・添削サービス」など司法書士試験に合格するためのサポートが充実しています。
一方、アガルートは、学習の方向性などの悩みを「文章でうまく表現できるか分からない」「話すことで自分の考えを整理したい」という人に向いている印象です。
また、アガルートには「定期カウンセリング」というオプションも用意されています。
定期カウンセリングでは、講師が毎月1回電話を通して30分程度のカウンセリングをしてくれますし、一人ひとり個別に毎月の学習計画を立ててくれるので、合格に向けて無駄なく学習を進めていくことができます。
一概に「こちらのサポートを選びましょう!」と断言はできませんが、希望するサポート内容に合わせて予備校を選ぶとよいでしょう。
比較⑦:特典で選ぶならアガルートよりもクレアール!
予備校 | 特典など |
クレアール | ・2026年までの司法書士試験に合格した人で、合格体験記などに協力した人には「合格お祝い金」として10万円を進呈。 ・2025年のお試し受験で合格した人は、未受講分の受講料(10万円)を返金。 ・2025年のお試し受験料(8000円相当)はクレアールが負担。 ・+5万円の「オプション安心保証」に加入しても、2026年の合格で安心保証料金5万円を返金。 |
アガルート | ・対象講座の支払金額を全額返金。 ・お祝い金30,000円を進呈。 (※合格者インタビューへの出演など条件あり。) |
特典を重視するなら、アガルートよりもクレアールを選びましょう。
表に記載している通り、アガルートは合格特典として「対象講座の支払金額を全額返金」「お祝い金30,000円」が用意されています。
しかし、特典を利用するためには、合格者インタビューへの出演(※顔出しあり)など条件があります。
一方で、クレアールは、合格体験記などの執筆に協力することで「合格お祝い金10万円」を受け取ることができます(特に細かい条件もありません)。
また、お試し受験の費用もクレアールが負担してくれますし、目標年度より早く合格できた場合は未受講分も返金されるので、安心して学習に取り組むことができます。
「全額返金は魅力的だけど、顔出しには抵抗がある…」
「顔出しはしたくないけど、特典は手厚い方がいいな」
「特典が手厚ければ、安心して勉強を頑張れそう!」
という人には、クレアールの方が合っていますよ。
【確認】クレアールとアガルートどっちがいい?それぞれおすすめなのはこんな人!
クレアールとアガルート、2つの司法書士講座を比較した結果として、それぞれどんな人におすすめなのかお伝えします。
「クレアールとアガルートどっちも良さそうだけど、どっちの司法書士講座を受講しようか迷う…」と悩んでいる人は、以下の内容を確認してみてくださいね。
サポートや特典面を重視するならクレアール!
・サポート体制がより充実している予備校を選びたい人。
・合格に必要な力を効率的に身に着けられるカリキュラムを探している人。
以上のような人には、クレアールの司法書士講座が合っています。
クレアールの司法書士講座は、特典やサポート内容が充実しており、初学者でも安心して司法書士試験の学習を始めることができます。
また、1日あたりの学習時間を多く確保することができれば、1年でも早く司法書士試験合格を目指すことも可能です。
「初学者なので、よりサポートが充実している司法書士講座を選びたい」
「特典が充実しているから、安心して勉強を頑張れそう」
とお考えなら、クレアールの司法書士講座を選んでみてはいかがでしょうか。
合格率や分割払いを重視ならアガルート!
・分割手数料0円で、経済的負担を少なくしたい人。
・仕事や家事を両立しながら、すきま時間で司法書士を目指したい人。
以上のような人には、アガルートの司法書士講座が合っています。
アガルートは、分割手数料が0円(※最大12回払いまで)なので、分割払いであっても余計な手数料分を払わなくて済みます。
また、「合格率」を出しているので、司法書士講座の合格実績として説得力がありますね。
「一度に大きな出費はできないけど、余計な手数料まで払いたくない」
「仕事や家事の両立をしながら、すきま時間で司法書士に合格したい」
とお考えなら、アガルートの司法書士講座を選びましょう。
クレアールとアガルート!司法書士講座比較についてまとめ
・クレアールでは質問制度があり、回数も無制限。
・アガルートは分割手数料0円なので、家計に合わせた支払いができる。
・サポートや特典面を重視したい人はクレアール。
・合格率や分割払いを重視したい人はアガルート。
以上のような内容をお伝えしました。
クレアールとアガルート、どちらも司法書士講座がある予備校として知名度がありますし、実際に合格した受講者からの評判も高いです。
「どのような点を重視するのか?」にもよるのですが、
「初学者なのでサポートがより充実している予備校を選びたい」
「特典が充実している予備校で、安心して司法書士試験合格を目指したい」
とお考えなら、クレアールの方が合ってると思います。
クレアール 初学者向け司法書士講座の詳しい内容はこちらのリンクから確認できます。