この記事では、アガルートと伊藤塾の司法書士講座の違いについて解説しています。
アガルートと伊藤塾どちらの司法書士講座がいいのか9項目で徹底比較しました。
どちらの司法書士講座を受講しようか迷っている人は、この記事の内容を参考にしてみてくださいね。
【結論】受講料や合格特典を重視する人はアガルート!合格実績や合格後の環境を重視する人は伊藤塾を選びましょう!
| アガルートが優れている点 | 伊藤塾が優れている点 |
|---|---|
|
|
※ほかにテキストや講義スケジュール、フォロー制度なども比較しましたが、「目的や好みで選んだ方がいいな」と思ったので上の表には記載しませんでした。
この記事で比較した9項目それぞれで、アガルートと伊藤塾どちらが優れているのか表にしました。
これから司法書士講座を受講する人が迷いそうな項目を選びましたが、表にある通りアガルートの方が優れている点が多かったです。
伊藤塾は合格実績や合格後を考えた環境という点で優れていますが、コスパの良さや合格特典など総合的に判断したところアガルートの方がより優れていると感じました。
詳しい比較結果は次のパートでお伝えしますが、上の表を見てどちらの司法書士講座が良さそうか判断できる人も多いと思います。
アガルートと伊藤塾それぞれの司法書士講座の内容は、以下のリンクから確認できます。
アガルートと伊藤塾の司法書士講座を9項目で徹底比較!
| 比較項目 | おすすめする予備校 |
|---|---|
| 合格実績 | 伊藤塾 |
| テキスト | 好みで選んだ方が良い |
| 講義スケジュール | 状況に応じて選んだ方が良い |
| フォロー制度 | 目的で選んだ方が良い |
| 学習ツール | アガルート |
| 合格後の環境 | 伊藤塾 |
| 受講料 | アガルート |
| 合格特典 | アガルート |
| 分割払い | アガルート |
アガルートと伊藤塾の司法書士講座を上記9項目で比較しました。
比較項目とおすすめの予備校を一覧にまとめています。
重視したい項目に合わせて、アガルートと伊藤塾どちらかを選んでいきましょう。
両者の違いを各項目それぞれでお伝えしていきますね。
比較①:合格実績で選ぶならアガルートよりも伊藤塾!
| 予備校 | 合格実績(2025年度) |
| アガルート | ・アガルート受講生合格率 28.6% →全国平均の5.49倍。 |
| 伊藤塾 | ・合格者の59%が伊藤塾を利用。 →2024年度 司法書士試験最終合格者の737名のうち、伊藤塾司法書士試験有料講座を利用した合格者は433名。 ※合格者の主な受講講座は入門講座92名、中上級講座246名、公開模試410名(重複受講者含む)。 ・合格者の声 93件(伊藤塾HPより)。 |
※伊藤塾は2025年度の合格実績がまだ更新されていなかったので、前年度の合格実績を掲載しています。
合格実績を重視するなら、伊藤塾がおすすめです。
表に記載している通り、アガルート受講生の合格率は28.6%でした。
この数字は合格率を公表している司法書士予備校の中でもトップクラスの合格実績です。
ただ、合格率は高いものの“何名が合格したのか”が分からない点が少し気になってしまいました…
一方、伊藤塾は合格率を公表していませんが、「合格者の59%が伊藤塾を利用していた」という実績があります。
中上級講座の受講者が多いですが、「伊藤塾で司法書士に合格できた!」という人が多かったですね。
また、2024年度合格者の中には入門講座を受講した人が92人もいて、“合格者数”という点では伊藤塾の方がより合格実績が豊富だといえます。
アガルートは「合格率」を、伊藤塾は「合格者に占める伊藤塾生の割合」を合格実績としているので、数字だけ見て単純な比較はできません。
ですが、合格実績を重視するなら“合格者数”が多い伊藤塾がおすすめですね。
比較②:テキストは好みで選んだ方がいいです
| 予備校 | テキスト |
| アガルート | フルカラー |
| 伊藤塾 | モノクロ |
テキストは好みで選んだ方がいいなと思いました。
ここでは、サンプルテキストを見た私の感想を書いていきますね。
アガルートのテキストは余白が多めで、自分で気付いたことなどをどんどん書き込んでいけます。
また、フルカラーなので視覚的に見やすく、1ページの文章量もそこまで多く感じませんでした。
パッと見た時に内容が頭に入って来やすいので、サクサクとページを読み進められそうな印象です。
一方、伊藤塾のテキストは章立て(?)が見やすかったです。
1ページあたりの余白もちょうど良く、ところどころ表や図もあるので理解しやすい。
ただ、講義中のマーカー指示があるとはいえテキストはモノクロですし、“ほぼ文章”みたいなページもありました。
気にならない人は全然良いと思うのですが、「人によっては退屈に感じるかもな…」という印象です。
こればかりは好みで分かれるところなので、サンプルテキストを見て自分に合いそうな方を選んだ方が良いかなと思いました。
見本はこちらから確認できます。
比較③:講義スケジュールは確保できる勉強時間で選んだ方がいいです
| 予備校 | 講義の特徴 |
| アガルート | ・約501~595時間 ・動画講義1本あたり約30分。 ・講義配信日 2026/2/26~ ・視聴期限 ~2028/7/31 |
| 伊藤塾 | ・約588時間 (講義時間 約512時間+演習 約76時間) ・動画講義1本あたり約55分。 ・週3日、1日あたり動画3本を配信。 ・講義配信日 2025/10/3~ ・視聴期限 ~2027/7/31 |
※アガルートは「2028年合格目標 入門カリキュラム〈フル・ライト〉」の講義時間を、伊藤塾は「2027年合格目標 スリーステップコース」の講義時間を記載しています。
両予備校の講義スケジュールを比較しましたが、自分の状況に合わせて選んだ方がいいなと思いました。
アガルートの講義は、大まかなスケジュールで進んでいきます。
2~4ヵ月に1回まとめて講義が配信されるので、次の配信までに自分のペースで進められるのが特徴。
また、動画1本あたり30分前後と短く、スキマ時間を使ってコツコツ勉強を進めていきたい人に向いています。
ただ、講義がまとめて配信される分、自分でスケジュールを管理する必要が出てくるのが注意点ですね。
一方、伊藤塾の講義は、配信スケジュールが細かく決まっています。
週3日・1日あたり講義3本が配信されるので、1日1~2本の講義を視聴していくペースです。
アガルートと比べるとスケジュールに融通が利きづらいので、日によって勉強時間が大きく変わる人には向かないかもしれません(自分で調整できる人は別ですが)…
なので、伊藤塾は、毎日安定して勉強時間を確保できる人に向いていると言えます。![]()
比較④:フォロー制度は目的に応じて選んだ方がいいです
| 予備校 | サポート内容 |
| アガルート | ■フル / ライト 共通 ・オンライン質問サービスKIKERUKUN (※フルは50回、ライトは20回まで) ・月1回のホームルーム ■フルカリキュラム受講生のみ対象 ・学習サポーター →勉強の方向性や学習スケジュールについて、講師が直接回答!(※毎月1回15分、先着順) ・コミュニティ など |
| 伊藤塾 | ・質問制度 (※1週間に1件まで) ・スクーリング制度 →定期的にライブやZoomで実施。 ・カウンセリング制度 →講師や合格者スタッフが受講生一人ひとりに合った学習方法を提案。 ・スケジューリング制度 →毎月1回15分程度、合格者スタッフと学習スケジュールについて相談可能。 |
アガルートと伊藤塾のフォロー制度を比較しましたが、正直大きな違いはありませんでした。
どちらも「勉強の方向性やスケジュールについて相談できる」という点では共通したサポートです。
ただ、あえて違いを挙げるなら“コミュニティのあるなし”かなと思いました。
アガルートでは「バーチャル校舎」に参加すると、受講生同士で交流できるコミュニティがあります。
ほかの受講生さんと雑談したり、悩みの相談をしたり、勉強グループも作れるようですよ。
一緒に頑張っている人の様子を見ながら、自分のモチベーションアップに繋げたい人にはアガルートが向いていると言えますね。
一方、伊藤塾も定期的にスクーリングが開催されていて、ほかの受講生と交流できる環境は用意されています。
ただ“定期的に開催”なので、基本は1人で勉強を進めていくことになります。
1人で黙々と勉強を進めながら、たまに気分転換でほかの受講生さんと関わりたい人には伊藤塾が向いていると言えるでしょう。
比較⑤:学習ツールを重視するなら伊藤塾よりアガルート!
| 予備校 | 学習ツール |
| アガルート | ・短答セルフチェックWebテスト ・オンライン演習サービスTOKERUKUN ・公式アプリ「AGAROOT Learning」 →動画のオフライン再生が可能 |
| 伊藤塾 | 特になし |
教材だけでなく、Web上で使える学習ツールも重視したいならアガルートがおすすめです。
表にあるとおり、伊藤塾ではWeb上で使える学習ツールは特にありませんでした。
伊藤塾で受講する場合、発送されてきた教材での学習が前提です。
なので、外出先で勉強するときも、テキストや教材の持ち出しが必須になってしまいますね…
一方、アガルートはWeb上の学習ツールがいくつか用意されていました。
スマホ1台あれば利用できるので、通勤電車の中などスキマ時間を使ってチェックテストを行えば、今まで勉強した範囲の復習が可能です。
またアガルートの公式アプリを使うと、事前にダウンロードしておいた講義をオフラインで再生できます。
これなら外出先でもデータ量を気にせずに講義の視聴ができますね。
「通勤用のバッグが教材や資料でかさばるのは避けたい」
「外出時のちょっとした時間で少しずつ勉強を進めたい」
とお考えの人には、アガルートがおすすめですよ。
比較⑥:合格後の環境で選ぶならアガルートより伊藤塾!
| 予備校 | 対策講座や環境 |
| アガルート | なし |
| 伊藤塾 | あり ・認定考査対策講座 ・伊藤塾「桐桜会(とうおうかい)」 →司法書士を中心としたOB・OG会。 ・司法書士事務所説明会 |
合格後を見据えた環境選びなら、伊藤塾がおすすめです。
表に記載している通り、アガルートでは試験合格後の環境は特に用意されていませんでした。
「司法書士合格を目指すことに特化した予備校」といった感じです。
一方、伊藤塾では、
・より幅広い業務を扱える“認定司法書士”を目指すための対策講座
・就職先選びの参考となる司法書士事務所説明会
が用意されています。
あと、注目したいのが「桐桜会(とうおうかい)」と呼ばれる、司法書士の先生方を中心とした同窓会です。
桐桜会では、いろんな年齢層の伊藤塾出身の司法書士の先生方が集まって、勉強会やイベントを行なっています。
試験合格後も合格者同士で交流できるコミュニティがあるのは、司法書士予備校の中でも伊藤塾くらいです。
なので司法書士として働き始めてからもステップアップできる環境を選びたい人には、伊藤塾が向いてますよ。
なお、桐桜会についてもっと知りたい人はこちらからチェックしてみてくださいね。
比較⑦:受講料で選ぶなら伊藤塾よりもアガルート!
| 予備校 | 受講料(税込) |
| アガルート | ・入門カリキュラム / ライト →272,800円 ・入門カリキュラム / フル →382,800円 |
| 伊藤塾 | ・一括配信コース →488,000~518,000円 ・ステディコース →518,000円 ・スリーステップコース →529,000円 |
※アガルートは「2028年合格目標 入門カリキュラム(フル・ライト)」の受講料を、伊藤塾は「2027年合格目標 司法書士入門講座」の受講料を記載しています。
受講料の安さを重視するなら、アガルートを選びましょう。
アガルートは、伊藤塾と同じくらいフォロー体制が充実していて、スキマ時間を使ってコツコツ勉強を進められる学習ツールが用意されています。
さらに、試験合格で受講料の全額返金も受けられます。
総合的に考えると、アガルートの方がコスパが良いなと感じました。
一方、伊藤塾はアガルートと比べると受講料は高めです。
オンライン特化型予備校のアガルートと比べると、どうしても金額が高くなってしまうようですね…
伊藤塾は、毎年多くの司法書士合格者を輩出し続けてきた予備校なので、
・講座に長年のノウハウが詰め込まれている
・合格後を見据えた環境まで提供してくれる
という点では少し高めの価格設定になるのかなと感じました。
(※ちなみにですが、伊藤塾の割引制度を使うと、アガルートとほぼ変わらない金額で受講が可能です。
3つあとのパートでお伝えするので、伊藤塾を検討している人はチェックしてみてくださいね。)
比較⑧:合格特典で選ぶなら伊藤塾よりアガルート!
| 予備校 | 合格特典 |
| アガルート | ■フルカリキュラム受講生のみ対象 ・受講料(税抜価格)を全額返金 ・合格お祝い金 30,000円 |
| 伊藤塾 | なし |
合格特典を重視するなら、アガルートを選びましょう。
表に記載している通りですが、伊藤塾の司法書士入門講座には合格特典がありませんでした。
一方、アガルートは合格特典として
・対象講座の支払金額(税抜価格)を全額返金
・合格お祝い金30,000円を進呈
が用意されています。
支払った受講料の“税抜分”とはいえ、お祝い金3万円も含めるとほぼ全額に近いお金が戻ってくる計算になります。
モチベーションアップにはかなり魅力のある特典ですよね。
ただし、アガルートの合格特典を受けるためには、
・入門カリキュラム(フル)の受講生であること
・対象年度の司法書士試験に合格すること
・「合格者インタビュー」に出演すること
などが主な条件となっています。
1つでも条件を欠いてしまうと合格特典が受けられなくなってしまうので注意してくださいね。
きちんと合格特典を受けるための詳しい条件や注意点はこちらで確認できます。
比較⑨:分割払いで受講予定なら伊藤塾よりアガルート!
| 予備校 | 分割払い |
| アガルート | ・教育クレジット →最大10回払いまでなら分割手数料0円。 |
| 伊藤塾 | ・教育クレジット →分割手数料が発生。 |
分割払いでの受講を考えているならアガルート一択ですね。
アガルートは、最大10回払いまでなら分割手数料が無料です。
「一度に30~40万円の出費は難しいけど、毎月3~4万円ずつなら大丈夫そう」
とお考えならアガルートを選んだ方がいいです。
一方、伊藤塾でも分割払いはできますが、分割の回数に関わらず手数料が別途かかります。
“手数料”とはいえ、総額で見ると1万円を超えてしまうこともあるので注意が必要です(※手数料は実質年率6.8%で計算、伊藤塾公式サイトより)。
無駄な出費を減らすためにも、分割払いでの受講を考えているならアガルートがおすすめですよ。
番外編:各予備校の割引キャンペーンについて
| 予備校 | おもな割引キャンペーン |
| アガルート | ・他資格試験合格者割引制度 →宅建士や行政書士、社労士などに合格していれば10~20%オフ |
| 伊藤塾 | ・早期申込割引 →最大8万円オフ(~2/28) ・学割制度 →15万円オフ(~3/31) ・2025年度行政書士試験受験生限定割 →30%オフ(~2/28) |
ここでは番外編として、アガルートと伊藤塾の割引キャンペーンを紹介していきます。
アガルートでは宅建士や行政書士などに合格した人向けに「他資格試験合格者割引」を実施しています。
この割引を使えば受講料が10~20%オフの価格で受講できるので、対象となっている人はぜひ利用してみましょう(→対象資格はこちら)。
一方、伊藤塾でも早期申込割引や学割を実施中です。
特に学生さんや2025年度行政書士試験を受験された人にとってはメリットが大きく、アガルートと同じくらいの金額まで受講料を抑えることができます。
参考例として割引後の受講料を一部紹介しますね。
・フルカリキュラム 382,800円
■伊藤塾(学割)
・ステディコース 368,000円
・スリーステップコース 379,000円
■伊藤塾(行政書士受験割)
・ステディコース 362,600円
・スリーステップコース 370,300円
なお、伊藤塾の割引キャンペーンは時期によって割引額が異なります。
現在実施されているキャンペーンはこちらで確認できますよ。
アガルートと伊藤塾それぞれの司法書士講座がおすすめなのはこんな人です
9項目で比較した結果のまとめとして、アガルートと伊藤塾がそれぞれどんな人におすすめなのかお伝えします。
アガルートと伊藤塾、どちらを受講しようか迷っている人はこちらの内容を確認していってくださいね。
受講料の安さや合格特典を重視するならアガルート!
・受講生同士で交流できるコミュニティが欲しい人。
・コスパの良さで予備校を選びたい人。
・全額返金を目標に司法書士合格を目指したい人。
・分割払いでの受講を考えている人。
以上のような人には、伊藤塾よりアガルートの方が合っています。
アガルートは、伊藤塾と同じくらいフォロー体制が充実しているのに受講料も安いです。
また、対象年度の試験合格で受講料の全額返金を受けられるのも大きな魅力。
分割手数料も0円(※最大10回払いまでなら)なので、初学者でも勉強を始めやすい予備校だと言えます。
コストパフォーマンスの良さで予備校を選びたい人は、アガルートを受講してみてはいかがでしょうか。
合格実績や合格後を見据えた環境選びを重視するなら伊藤塾!
・毎日安定して勉強時間を確保できる人。
・配信スケジュールに沿って学習を進めたい人。
・合格後を見据えた環境で予備校を選びたい人。
・学割を利用しようと思っている学生さん。
以上のような人には、アガルートより伊藤塾の方が合っています。
伊藤塾は、2002年に司法書士講座を開講して以来、毎年多くの合格者を出してきました。
長年のノウハウが詰まった講座なので、司法書士の勉強が初めての人でも安心して進められます。
また、教材だけでなく“合格後を考えた環境”を提供してくれるのも伊藤塾の特徴。
指導実績の豊富さなど合格実績で予備校を選びたい人には、伊藤塾が合っていますよ。
【まとめ】アガルートと伊藤塾どっち?司法書士講座の違いを9項目で比較した結果について
・アガルートには全額返金などの合格特典がある。
・伊藤塾の司法書士講座には20年以上にわたる合格実績あり。
・受講料や合格特典を重視するならアガルート。
・合格実績や合格後の環境選びを重視するなら伊藤塾。
以上のような内容をお伝えしました。
アガルートも伊藤塾も受講者から評判の良い司法書士予備校ですが、コスパの良さや合格特典を重視したい人にはアガルートが合っています。
また、分割払いで受講を考えている人もアガルートを選んだ方が良いでしょう。
アガルートでは1月下旬に、2028年合格目標「入門カリキュラム〈フル・ライト〉」の司法書士講座が新たに開講しました。
新年度の司法書士講座を詳しく知りたい人は、こちらから確認してみてくださいね。